蔓牛(資質や発育、繁殖などの特性に優れている和牛の系統群)
日本最古の蔓牛として知られる竹の谷蔓牛は、体格が良く足腰が丈夫で、繁殖能力も高いことから全国に広がり、現在の和牛の礎となりました。
1,830年に竹の谷(減災の岡山県新見市神郷釜村)で生まれた始祖牛から続く純血種で日本三名蔓(「竹の谷蔓」「周助蔓」「岩倉蔓」)の一つです。
霜降り肉が全盛の現代において、「蔓牛」は赤みが強くサシが少ないため市場では評価がされづらく、生産頭数も徐々に減少。
一時期は10頭ほどにまで数を減らしました。
当店と契約しているいぶさな牛の生産者森木畜産では14年前から竹の谷蔓牛の復興に取組、徐々に数を増やしてきましたが、それでも未だ純血の竹の谷蔓牛は全国で100頭もいないと言われており、その希少性から幻の和牛と呼ばれています。
その肉質は力強い赤みの味わいが感じられ、噛めば噛むほどお肉の味わいがしっかりと感じられます。
いぶさな牛
また、竹の谷蔓牛と黒毛和牛を掛け合わせた「いぶさな牛」は赤みの中に適度なサシが入り、バランスの良い食べやすい味わいのお肉が生まれました。
当店では、竹の谷蔓牛といぶさな牛をご賞味いただけます。